大丈夫な日記

41で事実婚、42と43で出産、なんとかフルタイム勤務中。

はぜかけ米

実家の田んぼの脱穀(だっこく)のため

久しぶりに弟が戻ってきました。

赤子を連れて私も帰省。

ふだん一人暮らしの母だけの実家、

久々に4人が集まりました。

 

脱穀は、刈り取った稲から

モミ(稲のてっぺんのお米が

付いているところです)を

外す作業です。

刈ってすぐは、モミがまだ生なので

この作業ができません。

稲刈りして2週間くらい、

稲を干して、余計な水分を飛ばしてから

この作業に移ります。

(ちなみにモミの姿で

お米は保存します。

食べる前に精米、です)

 

そのため、秋に日本の田舎を旅すると

あちこちで刈り取った稲が干されています。

収穫前の稲が黄金色にそよぐ

田んぼもいいですが、

私はこの、稲が干されている光景も好き。

ちなみに、とてもいい香りがします。

日なたくさい香り。

日なたぼっこしていたネコの

お腹の香りとも言いましょうか‥)

 

ちなみに収穫して、乾燥させて脱穀、と

いうのは手間がかかるので、

機械でモミを自動乾燥させて

一気に行程を

終わらせることもできます。

大規模農家さんはだいたいこの手法。

 

ですが、機械乾燥はやはり

ムリがあるらしく、

甘みや香りは、自然に干したお米よりは

ぐっと落ちてしまいます。

 

もし、道の駅などで

はぜかけ米、と書いてあるお米があったら、

それは機械乾燥ではなく、

はぜ(と言われる棒)に引っ掛けて

自然乾燥させたお米ですよーという

意味です。

あればぜひ、買ってみてください^ ^

きっとひと味違うと思います。

 

実家のはぜかけ米も

田んぼの面倒をみてくれる母のおかげで、

残っています。

 

ありがたいなあ〜。