大丈夫な日記

41で事実婚、42と43で出産、なんとかフルタイム勤務中。

「叱る時は三分外せ」

整体師・三枝誠さんの本を読んでいたら、

大貫妙子さんとの対談で

「褒める時は的確に、

叱る時は三分外せ」

という言葉が紹介されていました。

 

三枝さん曰く、

(以下要約します)

子どもはきっちり叱りすぎると

心身ともに萎縮し、のびのび育たないと。

(三枝さんは特に男の子はそうだと

言っておられました)

昔は子どもの数が多かったので

親の怒り?もそれぞれの子に

分散していたものの、

今は少子化で、それが家庭の中の

数少ない子どもに

集中してしまうと。

 

ほー、と思いつつ

ピアノで出会った子を

思い出しました。

 

厳格な親を持つFちゃん。

親があまりに細かいことを

きっちり、逃げ場なく叱るので

すっかり萎縮して、

おどおどと、親の顔色を

いつも伺っていたなあ。 

 

そして、これって職場でも言えることで、

私のかつての上司・課長のKさんは

指導が細かいので有名でした。

私もさんざん、彼女の指導を受け、

皆がいる前で怒鳴られたりもしました。

 

その叱り方が、まさしくそれ。

逃げ場がないのです。

こちらにも言い分はもちろんありますが、

言ったが最後、キチキチと

理詰めで延々と反論されるので

たまったものではありません。

(仕事って、特に相手がある場合は

100%すべてが理屈で動くものでは

決してないですが、

彼女は出世した割には

そういうことが分からない人でした)

 

のちに自殺してしまった係長も

この上司の叱責に

「叱る時は逃げ場を残せって

昔から言うけどなー」と

私にボソっとつぶやいていました。

(彼が亡くなったのは、直接は

この上司が原因ではありませんが、

彼が心身のバランスを崩し始めたのは

この頃だと思います)

 

三枝さんの本から

そんなことを思い出しました。

 

褒める時は的外れなことを言うと

この人分かってないのに

テキトーに褒めてんだ!と

思われるから、

ちゃんと褒める。

 

叱る時は、

大人でも子どもでも

あまりきっちり追い詰めず

あえて、逃げ場を残してあげる。

 

心しようと思います。