大丈夫な日記

41で事実婚、42と43で出産、なんとかフルタイム勤務中。

私が思う、安産のコツ

安産にはコツがあるんじゃないか。

そんなことを考えたのは

もう10数年前になります。

 

それは、知人が丸2日陣痛に苦しんだ時の話を

聞いたときのこと。

最後、様子を見に来たベテラン助産師さんが

意識が朦朧とする彼女に

「こんなに全身に力を入れてたら

絶対産まれないわよ、あなた!

とにかく力を抜きなさい!」と叱咤し、

それでようやく子どもは生まれたそうです。

 

私より少し前に、後輩が出産することになり

思い出してその話をしたところ、後になって

「すんごく役に立ちましたー。

安産のコツって、脱力だと思います〜」と

ニコニコしながら彼女は話してくれました。

 

そしてその頃たまたま、

ブックオフで買った本で

ゆる体操」の存在を知りました。

簡単に言うと、カラダ全体を脱力して

ゆるめてあげることで、

痛みやコリを取り、カラダ全体を調整して

楽にしてくれる体操です。

(興味のある方はググってみてください。

私は機会に恵まれ、

一年ほど習いにも行きました。

脱力の大事さと、ふだんいかに

カラダに余計な力を入れて暮らしているかを

実感しました)

 

そしていよいよ?出産は私の番。

ネットだの雑誌だのには

深呼吸が肝心、とばかり書いてありますが

たぶん、深呼吸そのものじゃなくて

(カラダを硬くしたまま深呼吸しても

全然意味はないだろう、と勝手に理解)

深呼吸して、同時に全身の力を抜くことが

肝心なんだろうなあ〜と思いました。

 

あとたぶん、怖がらないこと。

怖がると余計に怖い気がしたので

ネットの「陣痛辛かったー」みたいな話は

極力見ないよう、避けました。

(怖がるとカラダもこわばるし‥)

見るなら「こんなにラクでしたアハハハ」系を

選んで見ておりました。

 

陣痛は噂どおり?、

だんだん強くなってきましたが

ひたすら息を吐くことに集中。

長く吐いて、同時にカラダのチカラを

だらーっと抜きます。

 

これを繰り返し、

ありゃ痛いなあ、と思ってから3時間。

赤子はスコーンと生まれてきました。

(ちなみに、もっと早く生まれても

よかったそうですが、

赤子がなかなか下に降りてこなかったそう。

ためらっていたのね、赤子くん‥)

 

結局、ひと言も痛いと言うこともなく

(外で待っていたパートナーは

あまりの静かさに、生まれたと

気づかなかったそうです)、

拍子抜けした私。

痛いことは痛いのですが、

叫ぶほどのこともなかったのです。

息を吐いて脱力していれば

のがせた痛み、とでも言いましょうか。

 

あと、噂の脳内麻薬。

マックスに痛いときに、脳内に出るという

あれです。

私、なんとなくそれを感じておりました。

痛いのですが、

大丈夫な感じ、とでもいいましょう。

どことなく、ほわーんとして

現実味がない感じで

出産は終わりました。

 

出産は何があるか分かりません。

私はたまたま早かったのかも知れません。

 

でも、チカラを入れてガチガチに緊張するより

こうして脱力したほうが

心身ともに楽に終わるのは

間違いない気もします。

少なくとも私は出産、かなり楽しかったです。

 

息を吐いて脱力、は他にも

なんとなく体調の悪い時とか

緊張している時など

かなり役に立ちます。

寝る前にやると、眠りに落ちるのも早くて

疲れの抜け方も違います。

 

そんなわけで

個人的な話でした。が、

誰かのお役に立てばいいなあ〜。