大丈夫な日記

41で事実婚、42と43で出産、なんとかフルタイム勤務中。

事実婚を選んだワケ(その2)

私が大学生の頃、

夫婦別性の制度化は

時間の問題と言われていました。 

世論もそんな感じでした。

 

法学部にいたので、

男子含めて、そんな話をすることも

よくありました。

 

(1996年には法制審議会が

選択的夫婦別姓制度を導入する

民法改正案をまとめていますが、

「家族制度が崩壊する」という保守層の反対で

いまだ実施には至っていません)

 

同じ大学に通っていた友人は

ゼミで家族法を専攻していたのですが、

担当教官は、夫婦別姓を議論する

政府のある公的会議のメンバーでした。

が、保守系のメンバーが意図的に

毎回出席せず、(定足数にならない

ことから)流会になるので、

教官は、議論以前の問題だとおっしゃり、

えらく憤慨していたそう。

 

日本は、

どう生きたい、って個人の気持ちよりも

家族制度が壊れる、って、

国や統治者の理論

(理論というより、ある意味、思い込みかも

しれませんね)を優先するんだなと

その時思ったものです。

 

そして、人の気持ちがどうあれ

そうした為政者の理論優先で

国が動いていることに

気づいていそうで

みんな意外と気づいていない。

 

そういう「〜するべき」とか

「〜するのが当たり前」って、

意外と、そもそもは、押し付けられたものか、

為政者が仕組みとして考えたものに過ぎないと

その時、思いました。

(これは夫婦別姓だけに

とどまりませんが‥)

 

じゃあ、一度きりの人生、

そんなものにとらわれず、

自分のやりたいようにやろう、

私は、そう考えるように

なりました。

 

「私は別姓で行きたいわー」と言っていた

当時の大学時代の友人には

私のほかにも、

実際に夫婦別姓を貫いている子もいます。

離れているので、そんなに会うことは

ありませんが、

自分が事実婚を選ぶにあたって

先駆者?がいることに

ちょっぴり勇気をもらいました。

 

法学部はけっこう理屈臭いところで、

右脳人間の私には合わないなあーと

転部を考えたこともありましたが、

 

長い目で見ればいろいろと

得るものがあったなぁと

思いもする私です。