大丈夫な日記

41で事実婚、42と43で出産、育児休暇中。

フジコ・ヘミングさん

が弾く、ピアノが好きです。

目を閉じてその音に耳を傾けると

どうしようもなく癒されます。

他のピアニストではダメなのです。

 

彼女は、貧乏や病気を乗り越えて

60代で一躍有名になりました。

 

ある日本のピアニストが

「(一般の人は耳が肥えてないから

ピアノの音の良し悪しではなく)

物語性のある人の演奏を聴きたがる」と

いうような趣旨の発言をし、

その例として、明らかにフジコさんを

挙げていらしたことがあります。

 

その方も有名ではありますが、

私は、彼女の演奏は

正確ではあるものの

全く心に響くこともなく、

いい音出すなあと思ったこともなかったため

彼女は、あのフジコさんの音を聴いて

何も感じないのだろうかと

逆に不思議に思いました。

(まあ、強気でなければ

芸術家はやっていけませんが)

 

私はピアノ歴が長かったので

たまに、おススメのピアニストを

きかれることがありますが、

日本人なら、ダントツで

フジコ・ヘミングさん。

あと、内田光子さんも好きです。

(海外のピアニストについては

またそのうち書きます)

 

このお二人に共通するのは、

ヨーロッパ経験が長いこと、

それから、音と音の隙間が聞こえることです。

うまくは説明できませんが‥、

なんとも言えない感じです。

 

余談ですが、

日本のピアノ教室の中には

指さえ回っていれば、

どんどん次の曲を与えるところもあります。

 

こうして育てられた子は

ピアノを機械のように叩き、

およそキレイとは思えない音を出します。

カンカン、キンキンと頭に響く、

痛いような音です。

 

あえていうならば、

そんな音とは対極にある音を出すのが

フジコさん、内田さんです。

 

私の恩師は

芸術には終わりがないのよ、と

口ぐせのようにおっしゃっていて

音質に厳しい先生でした。

 

よその教室の子が

どんどん難しい曲を弾いていく中、

やさしい曲の一音一音を直され、

歯がゆい思いも随分しましたが、

 

オトナになって人前で弾く機会を得ると

音が違う、いい音出すね、と

いろんな人に言われ、

ようやく、先生の教えがどれだけ

ありがたいものだったかを

知りました。

 

今は育児に追われ、

実際に赤子にも追われ、

(どこでもついてきますよね)

ピアノはちょっとお預けですが、

 

時々、フジコさんのピアノを聴くと

どうしようもなく

懐かしい気分になります。

 

フジコさん、ありがとう。