大丈夫な日記

41で事実婚、42と43で出産、なんとかフルタイム勤務中。

Sさんとコミュニティカフェ

Sさんは、以前、私の実家のご近所に

住んでおられたおじさまです。

大阪の下町出身というSさんは

とても人懐っこく、

私の両親とも仲良しでした。

 

父が闘病するようになり、

よくお見舞いに来てもらったり、

りんごの仕事のお手伝いに

来てもらったりもしました。

 

そんなSさんが、認知症

発症されたと聞いたのは昨年。

70歳になったばかりで、とても若々しく、

好奇心の強い人なので、

Sさんが認知症‥という話に

耳を疑いました。

とてもそんな病気になるようには

見えないのです。

 

聞けばSさん、行く場所もなく

おうちに閉じこもっているのだとか。

奥さまとは家庭内別居状態のため

話す人もいないようなのです。

 

うちの父や母がどれだけ世話になったかと

思うと、Sさんのために何かできないか‥と

ついいろいろ考える私ですが、

いかんせん、年子の世話に忙殺され

日にちばかりが経っていきます。

 

はっ!と思い出したのは

都会で増えているというコミュニティカフェ

いわゆるおしゃれカフェではなくて。

認知症でも、障害があっても、

あらゆる人がふらっと行ける、

地域の溜まり場みたいなカフェ。

 

そんな場所があったらいいのになあ。

毎日でなくても、

週に何日かだけでも、

その場所に行ければ、

どれだけ気持ちが救われるだろう。

(と、ある意味、いま似たような状況に

いるので思う私です。

家に閉じこもりにならないで、

ふらっと行けて、ちょっと話せる場って

心身にとってとても有益な気がします)

 

そんな場所があればいいなあ‥

 

ひとまず、母がまたSさんのおうちに

寄ってみるそうです。

Sさん、少しでも元気でいるといいなあ。

心からそう思う私です。