台風19号が過ぎていきました。
私の住む場所の近くでも
かなりの被害が出ました。
テレビの全国ニュースで、
よく知っている場所の
変わり果てた姿を見て、
朝から言葉を失いました。
数年前のことですが、
友人の実家のすぐ近くを台風が直撃し、
同じく、大きな被害が出ました。
亡くなられた方も大勢います。
そこは新興住宅街だったのですが、
友人は
「うちのばあちゃんは、
『あそこは住んじゃいけない所だ、
見た目はいいかもしれないけど、
大雨が降ると、水が抜けると
昔からずっと聞いてる』と
私が小さい頃から言ってたんだよね。
でも、いつのまにか開発されて
家が分譲されて、よそからたくさん
人が来て、住むようになってねー」と
言っていました。
事実、その地名の小字（こあざ）は
昔から水害が頻発したことを裏付けるような
名称だったそうです。
ここには住んではいけないと
伝えるために、先祖が
残したのでしょうね。
引っ越しには、利便性も大事ですが、
海抜とか、土壌の性質とか
（砂地より、粘土質だと
地盤が強いと言いますね）、
盛り土なのか切り土なのか、
はたまた、その土地の歴史なんかを
調べた方がいいのだろうなあと
その時、思いました。
災害は百パーセントは防げません。
食料の備蓄などもそうですが、
自分にできることを
ちゃんとしておかねばなと
改めて感じた今日でした。
被害に遭われた皆さまに
心からお見舞い申し上げます。
また健やかな暮らしが
戻りますように祈ります。
